2008年度 修学旅行の記録
 バンドン日本人学校では、在籍児童・生徒が少数であることから、修学旅行と宿泊学習を隔年で実施しています。2008年度は、修学旅行の年。9月12日(土)〜14日(日)にジョグジャカルタで、2泊3日の修学旅行を実施しました。

 修学旅行は、4年生以上の12人で実施します。修学旅行事前学習では、日程確認、班決め、持ち物準備などを行いました。

 村田校長先生より、「元気にいってきましょう」と挨拶がありました。
 バスに荷物をつみこみ、いよいよ出発です。窓のむこうにむかって、手をふります。「いってきます」


 見送りに来ていただいた、お父さん、お母さん、先生方もバスに向かって、手をふります。「いってらっしゃい」

 途中、5年生のみつひろくんが、入院している病院から、手をふってくれました。はやく元気になって。

 バスの中では、おやつを食べたり、おしゃべりしたり、元気いっぱいの児童生徒たちです。

 ジャカルタのスカルノハッタ空港に到着。少し早い昼食。家から持ってきたお弁当をいただきます。

 飛行機の出発時間まで、空港がどんなところなのか、自分の目で見て、ノートにまとめました。


 いよいよ、出発時間です。飛行機に、荷物を積み込み、搭乗します。

 40分ほどの飛行の後、ジョグジャカルタに着きました。バンドンに比べると、ちょっと暑いです。


 空港では、今回の修学旅行を案内してくれる、ガイドのハルジトさん(左)が、待ってくれていました。

 ジョグジャカルタでの移動は、バス。まずは、バティック工房を見学しました。

 バティックのできる手順を真剣に取材する、児童生徒たち。りささんは、写真撮影に夢中。


 工房のスタッフと、授業で学んでいるインドネシア語を使って、質疑応答する、うみさん。


 日本から来るお客さんの中に、「バティックの柄を日本風に」と注文する人がいるようです。


 絵画のように、部屋に飾っておくための、バティックも作っていました。とてもすてきなものばかり。


 ジョグジャカルタの街を移動するのに、アンドン(馬車)を使いました。これで、マリオボロ通りまで移動。


 車が走る車道の脇を、カッポカッポとアンドンが、走ります。生で、街の雰囲気を感じられました。

 マリオボロ通りにあるミロタで、おみあげを買った後、夕食をとるために、レストランへ移動。


 「ああ、おなかがへったよ」、バイキング形式の食事に、目を輝かす、児童生徒たち。


 自分で食べられる量だけとって、マナーを守って、おいしくいただきます。


 家庭科で学習した、調理実習の盛り付け・配膳が、ためされます。箸の位置が…。


 夕食後、2泊するハイアットホテルに、つきました。朝が早かったので、ちょっとチャペ(疲れた)かな。


 部屋には、二人ずつ、コンビで宿泊。シャワーを浴びて、パジャマに着替え、本日の反省と明日の確認をして、おやすみなさい。


 9時半には、全員、ぐっすり就寝。「おはようございます、あれ、もう朝ですか?」と、こうへいくん。


 みんな、ぐっすり眠れたようです。朝食のビュッフェは、満腹になるまで、食べました。


 2日目の見学は、ボロブドゥール寺院から始まりました。実は、来るのは、全員、2回目以上。


 好天に恵まれ、太陽の下、元気に階段を昇る児童生徒たち。「なつかしいなあ」という声も。


 ハルジトさんの説明に、真剣なまなざしで、ボロブドゥールを見つめる児童生徒たち。


 ボロブドゥール寺院の外壁は、一枚一枚が、釈迦にまつわる話のレリーフに、なっていました。


 かんかん照りな天候になり、児童生徒も少し、疲れ気味。水分補給と日陰の利用をみんなで守ろう。


 ストゥーパの中に、手を突っ込んで、仏の右手を触ると賢くなると言われている。「とどかない」とシェリーさん。

 ボロブドゥールを後にする一行。下のみやげやで、値段交渉し、キーホルダーを1000ルピアまで値切った、ひろあさん。
 ムンドット寺院では、BJSを代表して、網中先生が、お線香をあげました。修学旅行がうまくいきますように。

 外には、南国ならではの、ガジュマルがあり、みんなでターザンごっこ。手が痛いと、のぶおくん。

 昼食は、中華バイキングのレストランで、とりました。ターンテーブルは、左回りでいいんだよね。「ちょっとまって」

 午後は、ホテルに戻り、プールでゆっくりくつろぎました。


 くねくねと曲がった、ウォータースライダーに、みんなおおはしゃぎ。時間も忘れて、すべります。

 ディナーは、プランバナンをバックに、インドネシア料理を食べました。

 食事の雰囲気を楽しみながら、プランバナンを見つめる、ひかるくん。
 食事が終ると、となりにあるラーマヤナダンスの劇場に移動。そこになんと、ご当地、顔出しパネルが。交替で写真撮影しました。
 席について間もなく、ラーマヤナダンスが、始まりました。いきなり、はなやかな女性陣がダンスで登場。

 主役のラーマ王子、登場。黄金に輝くりりしい、お姿。

 総合学習で学んだ、ラーマヤナの物語を思い出しながら、場面と役柄を一致させている、児童生徒たち。

 何か気配を感じると思ったら、となりの通路に登場人物が…。実は、会場全体が、舞台なんです。

 物語もいよいよ、クライマックス。はでなアクションで、ラーマ王子が、戦います。

 観劇が終わり、最後にラーマ王子、ラクシュマナ、シータ王女と記念撮影をしました。
 昨晩も、10時には、全員、就寝。最終日は、少し疲れも出て、バス内では、眠る子も。
 プランバナンの見学でも、真剣にメモをとり、調べ学習でわからなかったことを質問する、児童生徒たち。  プランバナンをバックに、記念撮影。あれれ?昨日のラーマヤナダンス会場が、むこうに見えるぞ。  チューチュートレインに乗って、プランバナンのまわりを一周しました。  ジョグジャカルタともお別れです。3日間のお礼をハルジトさんに言って、別れました。
 あっという間の3日間。でも、これまでに経験したことのない「修学旅行」を、みんなで協力して作り上げることができました。
 1学期から計画を始めて、一つひとつの役割を考え、自分たちの力でやり遂げた児童生徒。この行事で、大きくひとまわり成長することができました。



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