2009年度 学習発表会


 バンドン日本人学校では、年に1度、学習発表会を開きます。今年のテーマは、「みんなが主役 笑顔輝け 太陽の子」。本年度は、学芸的要素を中心にとりいれ、1人1人が大きく活躍できる場をたくさん用意しました。まずは、低学年による挨拶からはじまりはじまり。

 続いて、全校合奏「さくらさくら」。中学部の、のぶお君とひかる君は琴。休み時間や放課後の時間を使って、自主的に秘密特訓している姿も見られました。高学年以上は、リコーダー。低学年は、アンクロン。幼稚部は、歌を担当。それぞれのパートが重なり合い、すてきな合奏が響きました。小学部以上での合唱「スマイルアゲイン」では、インドネシア語と日本語で歌いました。

 本年度は、音楽が盛りだくさん。幼稚部によるアンクロン演奏「スンダのこどもの歌」。5人で力を合わせて、じょうずに奏でることができました。

 低学年部による合奏と歌。「エーデルワイス」「川はよんでいる」「きょうりゅうとチャチャチャ」。転入していきて、1ヶ月あまりの1年生、ももかさんが、ドラムにソロ鉄琴と大活躍。

 リズムに合わせて、ラップ調で歌う「野菜の気持ち」。高学年・中学部ならではの、高度なリズム感が見事に決まる。途中「ナメコのみそ汁おいしい」というフレーズが入ると会場からは、笑いが。「ラバースコンチェルト」「カリブ夢の旅」では、きれいな歌声と音色が会場内に響きました。

 今年もやります。演劇の部。まずは、幼稚部から。「ワニとニワトリ」は、はたして仲良くなれるのかどうか。ワニもニワトリも卵から生まれる生き物。だから、仲良し兄弟なのだ。兄弟のニワトリを食べたら、だめだよワニさんたち。幼稚部も5人に増えて、勇気100倍。元気いっぱいに演じました。

 低学年は、ミュージカル「オズのまほうつかい」。踊りにアクションにコメディに歌と見どころ、盛りだくさん。とぎれることのない流れるような劇に会場からは、拍手喝采。今年のテーマ通り、みんなが主役。1人1人が全力でがんばった結果、とてもいい劇に仕上がりました。

 高学年と中学部による劇。「人間になりたがった猫」。踊りあり。アクションあり。笑いと涙あり。1人2役を演じる子は、まったく違った雰囲気を出して演技。主人公「ライオネル」をつとめた中学部3年のぶお君にとっては、この劇が12年間の最後の劇。それぞれの思いが1つになって、感動をよぶ大舞台となりました。

 1ヶ月以上にわたって練習してきた学習発表会も完結に近づいてきました。合唱「ふるさと」。幼稚部から中学部まで心を1つにして歌いあげます。最後は、児童生徒会長のなおき君と児童生徒副会長のなおき君による挨拶。今年も思い出に残る学習発表会になりました。そして、この1ヶ月間、子どもたち1人1人の成長が顕著に表れる良い機会になりました。

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